Human resource

人材業界でありコンサル。田舎育ち体育大卒が意識高い系社会人を体現した末路

田舎と都会の思考格差

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こんにちは~ 急に深刻な話題をしてしまって申し訳ないのですが今回は「田舎と都会の人間格差」の話をちょいと・・・

 

 なにを隠そう私自身が転勤族だった過去から、地方、都会ともに在住経験があるのですが、正直この問題って結構おおきいと思います。

 「地域格差」は想像が容易いと思います。(ちょっと古いけどポケモンGOのポケストップ格差とか…)ただここでの格差は人間格差です。たぶん言葉のチョイスが極上に下手なんだとは思うのですが、簡単に言えば「考え方」の格差です。

 

 昨年ラッキーなことに教育実習に行く機会に恵まれたため地方に住んでいた時の母校に実習に行ってきたんですけど、関わった高校3年生の進路指導をしていてだいぶがっかりしたのを覚えています。

 みんな口をそろえて「安定したとこ」「都会は怖い」「人のためになるからPT(理学療法士)に」っていうんですよね。しまいには「親が・・・」という主語で話を常にしている。残念極まりないです。

 

 何が残念って、「都会」が怖いのは解釈だし。「安定」を就活で求めるのは恐らくかなりの時代遅れだし。現在は自分の市場規模を伸ばすために大学以外にインターンに通い詰める(意識高い系)が出現するけどそれがもはや賢い選択になりつつある世間を知らないし。「安定+とりあえず人のため」ほどのマインドで勉強して国家資格を簡単にもらえる世界が医療従事者の資格になりつつあるが、本来は只者じゃないほどの勉強の末になる職業であることを知らないし。就活生が必死になって自己分析をして自分のドロドロした過去と向き合って進路を決めるからこそ本当のマッチングを企業とすることができるというプロセスをすっ飛ばしている。

 

 みんな、絶妙に「誰かの人生」を歩んでいるんですよね。

 「ちょい古い一般論」=「自らの正解」「歩むべき人生」と思っているんです。

 

 

 批判しているわけではないのですが、せっかくここまで数十年間学業に従事してきたにも関わらず社会に出るにあたっての思考プロセスがそのくらいしかないのが残念極まりないです。学校も「個人」にフォーカスすることもなく、「進学率」になぞにこだわっています。早慶とかその辺の合格率を出せるわけでもないのに・・・

 

 

そもそもなぜこんな話をしたかというと、自分の周りの友人が大学に進学したはいいもののたいていの人が退学してとんぼ返りしたんです。その原因って・・・となったわけです。

思ったことをダーッと書いてみたはいいものの「自分ができることは?」というと何もないことにさらなる無力感・・・・。

 

今回のBGM:ユニゾンスクエアガーデン「シュガーソングとビターステップ