Human resource

人材業界でありコンサル。田舎育ち体育大卒が意識高い系社会人を体現した末路

夏=高校野球という黄色い声のする季節

最近地域のローカル放送がこぞって

各地の高校野球中継をしていますが

実を言いますと私もそんな夏を過ごした一人だという

カミングアウトから始めようと思います。

 

私の話をするわけではないのですが

最近いろいろと問題定義されていまして

夏場にあんなことやって死人がでたらどうするんだとか

(もう出ていますが)

こんな時だけ女の子がわーきゃー騒いで何様なんだとか

(これは正直どうでもいい)

 

特にあれなのが

数万人いるという球児の中でも甲子園に出場できて

そしてさらにレギュラーとして試合に出場できるのは

数百人という事実。

高校生相手にこんな数字だしたら

泡吹いて倒れるだろうし

高校野球ってそこそこのビジネスとして頑張っているから

 

苦しいことは続けることで意味がある

 

というこれもまた日本独自の呪文を唱えて

犠牲者が多数出ています。

 

 

自分の周りの話をしたら

高校以上のキャリアで野球をしているのは

ほんの数パーセント

大学進学を野球で決めた人は

8割野球を辞めてとんぼ返り

大体の人が人生ドロップアウト

もしくはその辺で何かしらの肉体労働を余儀なくされています。

 

 

わたしが何かできるわけでもなく

ただそんな結末を見てきました。

先輩も同期も後輩も。

高校野球を終えて

盛大にドロップアウトをしているんです。

 

 

 

・・・何が言いたいかと言いますと、

18過ぎた人間が過ごす世の中を

培ったと思われがちな

精神力」で生き抜くなんて妄想なんです。

坊主頭にして

炎天下の中

必死に白球を追いかけた時間だけ

先の人生で登れる階段を下っているんです。

 

もっともっと簡単に言えば

教養」が明らかに足らないんです。

基本指導者からの押し込み教育で脳みそが成り立つから

学ぶことを知らない。

世間も知らない

コミュニケーションスキルも

「支配する」か「支配される」のどちらかが前提なので

一般人と会話が成立しない

どことなく嫌悪感を抱かれる。

 

 

これが私の高校野球です

田舎だからなんですかね

本当に終わった後に残ったものって

ないんですよね。

思い出したくもない過去が残っただけ

 

そして

総じてこれが教育の一環として展開されているという

現実。

国会の討論で総理がたたかれているが

どの年齢も民度が低いと言われがち。

教養がある人ほどいいのかと最近まで思っていたけど

割とそうでもなかったと最近になって気づく。